ホンダヨンダメモ/Z

読書メモ。読んだもの観たもの聴いたもの。

遠隔授業、音声による説明の録音ツール

 Keynoteで授業資料のスライドを作り、それをpdfファイルにして配布、必要に応じて音声による解説を添える、というのが、今のところのわたしの「遠隔授業」スタイルである。ZoomやMeet、Webexのどれかを、たいていの大学で使ってよいことになりつつある。しかし、それらを用いた双方向リアルタイム授業を自分がしているイメージが、どうしても掴めない。たぶんそれのほうが準備などの時間は短くて済むのだろうとは思う。「会話」の授業を持っていないこともある。ムスメはZoomなどでなにやら楽しそうに授業を受けているようすだから、うまくやれる先生はうまくやるのだろう。

 なんとなく、いい機会だから、学生には文字を読むことで学んで欲しいなあ、という気持ちが強い。打たれた文字を読み、録音された肉声を聞きながら、じっくり時間をかけて「理解」とか「納得」とかを頭と体に染みこませるような体験というか訓練というか、をしてほしいな、と。大学に入っても、あまりそういう体験ってしないんじゃないかと思うんだけど、どうだろう。授業資料も、そこへ導くような工夫を入れたいと、いろいろ考える。だから、なかなか完成しない。寝る時間ばかりが削られていく。

 音声は、最初はQuickTimePlayerで録音していたのだけど、Audacityが5月の終わりくらいにCatalinaに完全対応したので、今はそれを使っている。しょぼい卓上マイクだからか背景のノイズが気になっていたけれど、Audacityだと、しゃべってない範囲を選択して「ノイズプロファイルの取得」→ノイズ除去、でシャーッというノイズがきれいに消える。そのうえでノーマライズして、mp3ファイルに書き出している。たいてい夜中に録音しているので、暗いささやき声。学生さんたちには、申し訳ない気持ちである。

 あと、iPad上で「Explain everything EDU」というアプリを使っての録音もしている。これは、取り込んだファイルやホワイトボードにアップルペンシルで書き込みながら、音声も録音してくれるもの。

Explain EDU

Explain EDU

  • Explain Everything sp. z o.o.
  • 教育
  • ¥1,720

apps.apple.com

黒板に書きながら説明する、その黒板と声だけを動画ファイルにできる、という感じだと思えばいい。mp4で書き出せる。マイクとの相性が悪いのか、ちょっとノイズが多く乗るのが気になっているのだが、iMovieのノイズ軽減機能使えるかな、と思いつつ、今は試してみる時間がない。