ホンダヨンダメモ/Z

読書メモ。読んだもの観たもの聴いたもの。

岩波「世界」8月号、ビリヤニ、マルティン・ヴァルザー

2023年8月3日(木)

午前中はクルマでちょっと足を伸ばしてコーチャンフォーへ行き、店内のドトールで朝ごはん&翻訳作業。書店のほうを覗いたら岩波「世界」の8月号があったので、思わず購入。

午前中のドトールの広い店内には年配の男性客がたくさんいた(私もそのひとり)。家の外に自分の時間を過ごす場所があるのはよいことだ。

昼ご飯、セブンイレブンで「エリックサウス監修ビリヤニ」を買って帰り、ムスメと食べる。なかなかおいしい。バスマティライス、よい。そうしたら、夜に帰宅したツマが言うには、わたしは今日の昼をエリックサウスの東京ガーデンテラス店で食べたよ、と。なんという偶然。ツマはミールスを食べたとか。

韓国から、「常温常圧超伝導物質」発見のニュース。たまにこうやって未来に夢をはせるのは、その発見の真偽がどうであれ、それはそれで楽しいことだ。

それと、マルティン・ヴァルザーが亡くなったことを知る。7月28日、96歳と。ほぼ同い年のギュンター・グラスやジークフリート・レンツはどちらも10年ほど前に亡くなっている。ヴァルザー『逃亡する馬 Ein fliehendes Pferd』(1978)の邦訳が、同学社の〈新しいドイツの文学〉シリーズの第一弾として1988年に出ている(このシリーズ、懐かしい)。晩年のヴァルザーはナチにかんして「ドイツ人これだけ謝ってきたんだからもういいんじゃないの」的なことを言って物議を醸した。若い頃左翼で年取って右傾化/保守化する知識人のひとり、だったわけだ。

午後は本を読んだり、採点をしたり。夕飯はソーセージを買ってきてポトフ的なものを作り、昨日買ったリンデのパンと食べる。このところ夕方を過ぎると急にガックリくる。私はこの夏を無事に乗り切れるのだろうか。