ホンダヨンダメモ/Z

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芸術新潮の青池保子特集と、絵本についてのムック本

2023年8月2日(水)

昼過ぎにH社のIさんと会う。ずうっっとお待たせしている仕事について打ち合わせ。来年の刊行を目指して頑張らねば。そのあと町田に出て服を買う。お別れの会で「平服」とあって、しかしそのレベルの服でさえ持っていないくらいの格好で仕事に行っているのだ。小田急百貨店地下の鶏三和で焼き鳥、吉祥寺リンデの出店で「ハルブバイスブロート」ひとかたまりを買う。

雑誌

・芸術新潮2023年8月号「特集 青池保子 騒がしき男たちとマンガの冒険」

美術雑誌の特集らしく、青池保子の作品と、登場する美術や歴史に関するいろいろ。第1部はエロイカ、第2部は中世三部作。エロイカ「聖ヨハネの帰還」編と「デイシス(取りなし)」の構図について浅野和生が、中世三部作における中世モード事情について伊藤亜紀が書いていて、これはたまらない。

・「絵本のいま 絵本作家2023-24 illustration FILE」(イラストレーション編集部編、玄光社MOOK」

巻頭に和歌山静子のインタビュー。広松由希子のインタビューもあり。ほそえさちよによる最近の絵本の紹介がよかった。興味深い絵本がたくさん。「追悼 2021年から2022年に逝去した絵本作家たち」、神宮輝夫、松井直、松岡享子の名が並んでいて、ああ、と思う。日本の児童文学のひとつの時代というか唯一無二の時代が終わったんだな。