ホンダヨンダメモ/Z

読書メモ。読んだもの観たもの聴いたもの。

【購入本2021年8月23日】

筒井清忠編『大正史講義【文化篇】』(ちくま新書、2021年8月10日)

以下、目次で気になったところのみ。

  • 第10講 鈴木三重吉・『赤い鳥』と童心主義(河原和枝)
  • 第11講 童謡運動—西条八十・野口雨情・北原白秋(筒井清忠)
  • 第12講 新民謡運動ーローカリズムの再生(筒井清忠)
  • 第16講 「少女」文化の成立(竹田志保)
  • 第19講 岡本一平と大正期の漫画(宮本大人)
  • 第26講 宝塚と小林一三(伊井春樹)

 筒井清忠先生といえば『西条八十』が有名。社会学と歴史学の接点での業績が多い。

 

 『国語をめぐる冒険』(岩波ジュニア新書、2021年8月20日)

渡部泰明・平野多恵・出口智之・田中洋美・仲島ひとみ著。

国語は冒険だ。まずそう言い切りたいと思います。べつに奇抜なことを言って、驚かせたいわけではありません。国語を学ぶことは冒険の旅に出ることとそっくりだと、本当に思うのです。(「はじめに」)

第三章「他者が見えると、自分も見える」で「なぜ国語で小説を学ぶのか?」とした上で『山月記』を題材にしているところ、あの人への返答というか挑発になっている?

 

『谷崎マンガ 変態アンソロジー』(中公文庫、2021年8月25日)

2016年に刊行された『谷崎万華鏡 谷崎潤一郎マンガアンソロジー』の改題文庫化。久世番子、古屋兎丸、西村ツチカ、近藤聡乃、山田参助、今日マチ子、中村明日美子、榎本俊二、高野文子、しりあがり寿、そして山口晃。文庫化に際して近藤と山口の対談、古屋と中村へのインタビュー、榎本のエッセイを収録。